中国株の基礎知識
| タイトル | 中国株の基礎知識 |
| 著者 | 邱 永漢 |
| 出版社 | 東洋経済新報社 |
| 価格 | 1470円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
成長段階の国の株式の見方、考え方
レビュー日:2006-06-13 評価:★★★★★
中国の経済発展について、10数年前に、他のエコノミストや経済評論家とは全く正反対に、邱永漢氏は的確に見通し、また問題を抱えながらも北京、上海などの事業にすばやく着手し、株式投資も行なってきた。
本書は、日本の経済成長時代やその後の台湾の経済発展における邱氏の体験、ならびに中国での事業や株式投資の成果・失敗をもとに、これからの中国での成長段階での株式投資の見方、考え方の基本をわかりやすく書いたものである。
披露されている智恵は、時が過ぎ銘柄が替わり株価が動いても通じるもの多い。氏の著作が一般的な株式本と大きく異なる点であろう。
中国株の基礎知識
レビュー日:2005-08-10 評価:★★★★★
僕見たいに中国へ行けれない見れない人間にもとてもわかり易くこれからの中国のあり方方向性等事細かく書いていただいています。僕の頭の中で中国の将来像がどんどん沸いてきます。迷わず一銘柄中国株を購入しました。これからも、余裕がある限り中国株を拾って行きたいと思います。
基礎知識本
レビュー日:2004-10-10 評価:★☆☆☆☆
中国で今何が起きているか、中国の株式制度の初歩的なことが書いてある。各所に推奨銘柄が紹介されているが、それに対する分析は大雑把でその内容も低レベルである。詳細な説明が一切なく氏に本で述べるだけの企業分析力があるのか疑問である。表題どおり基礎知識だけの本であれば問題ないが、安易に浅はかな分析を元に金銭の伴う可能性のある銘柄推奨はやや誠実さに欠ける。基礎知識を吸収するには十分だが、この本を鵜呑みに投資するのは危険であろう。
中国投資の入門書
レビュー日:2004-10-03 評価:★★★★★
中国株に興味のある方には、まずこの本を教科書として推薦します。中国情勢から中国株のしくみなどがQ先生の経験から読み取ることができます。内容が具体的で楽しく読みやすいのでとても勉強になります。私はこの1冊でQ先生のファンになり、また中国が好きになり、中国株を購入しました。お勧めです。
体験談は貴重です
レビュー日:2004-04-25 評価:★★★★☆
中国株を買おうと思ったら、読んでおくべし。実際に中国株をやってみるとわかるのですが、中国人の株の買い方は他の国の機関投資家たちとも違う買い方をしているのだろうということがわかります。(中国人の株の買い方がむちゃくちゃに見えます。勿論損をしているとは思わないのですが。)本書には中国投資家(というか株を買っている一般の人)がどういう株の買い方をしているのかということも書かれているので、参考になると思います。中国株を買おうと思ったら、日本の株の本を読んでもあまり役に立たないことも多いので、先人の体験談を大いに活用させてもらった方がいいと思います。
大破局(フィアスコ)―デリバティブという「怪物」にカモられる日本
| タイトル | 大破局(フィアスコ)―デリバティブという「怪物」にカモられる日本 |
| 著者 | フランク パートノイ |
| 出版社 | 徳間書店 |
| 価格 | 1785円 |
最大の問題
レビュー日:2007-06-08 評価:★★★★☆
社内でストリップショーなどなど、時代がうかがえる内容は面白かった。
日本の銀行が旅館でしかやらせないことを、社内でやらせてしまうのは
スケールが違う。しかも、ストリップショーにチップを払う。太っ腹で
ある。
著者は金の亡者であったはずなのに、神の啓示を受けたかのよのように
悟りを開いた。その心情変化を詳しく分析してくれていれば、完成度が
高かったはずである。
日本語が小生意気な若造口調なのは、訳者の偏見からなのか、
原文からなのか、が最大の問題である。
スケールを楽しむ
レビュー日:2007-04-22 評価:★★★★☆
昨年も大いに紙面を賑わせた投資銀行業界、
その世界をちょっと覗いてみたく本書を購入しました。
金融商品の詳しい部分については知識不足のため理解できませんでしたが、
スケールの大きさで圧倒されました
格付け機関や政府系銀行を出し抜くさまは爽快です
何事もプロには敵わないですね。
金融という世界の恐ろしさ
レビュー日:2007-04-10 評価:★★★★☆
天才的頭脳を持った集団が、倫理という枠を跳び越し資本主義の名の下にあらゆる理由をつけて金儲けに走ればここまで出来るという一冊。「デリバティブは人を殺さないが人は人を殺す」という本書のなかの言葉がこの本の真髄ではなかろうか。
日本では商品先物や闇金が細々とやっているえげつない商売の仕方を世界規模で大々的に公然と行う世界。その中にいる人間の心の壊れ方は半端じゃない。
何の意味もわからず株や土地を買い占めていた日本は当然カモになる。
「顧客の皮を引っ剥がせ」を合言葉に次から次へと取引をまとめていく。「客」という言葉の意味を再度考え直したくなる一冊。
内容・超GOOD!日本語訳はいまいち
レビュー日:2005-01-15 評価:★★★☆☆
内容はとても良いのですが(難しいデリバティブの仕組みを、読者に語りかけるように懇切丁寧に解説etc.)、訳がいまいち。「債券部」と訳すべきfixed income divisionを証券業務部とか、「投資銀行業務」であるべきinvestment bankingを投資金融とか、わけの分からない訳語が多い。業務の経験者に監修してもらうべきでした。徳間書店さんも本づくりが雑ですね。せっかくいい本なのに。
素晴らしい!
レビュー日:2005-01-01 評価:★★★★★
モルガン・スタンレーのデリバティブを懇切丁寧・赤裸々に書いてある。どういう取引でいくら儲けたかまで正確に書かれているので、納得がいく。文章表現も多彩で、邦銀に売る巨大粉飾デリバティブを殺人ロケットに見立て、それをモルガン・スタンレーのチームが丹精込めて整備して行く様子など、非常に面白くワクワクさせれれた。レズリー・ダウナーの「血脈」もそうだったが、欧米のノンフィクションは、文芸作品としても優れていると改めて認識させられた。
グランドスタッフ入門―航空業界で働く!
| タイトル | グランドスタッフ入門―航空業界で働く! |
| 著者 | 野田 勝昭 |
| 出版社 | イカロス出版 |
| 価格 | 2250円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
内容が濃い!わかりやすい!
レビュー日:2006-05-08 評価:★★★★★
今までに特別機内食について比較していた本があったでしょうか?
今までに航空券の種類を、一覧で研究できる本があったでしょうか?
「グランドスタッフ入門」にはハンドリング業務の詳細から、時差まで航空業界を目指す人が知っておきたい知識がつまっています。
また身だしなみなどにも触れられ、基礎的なマナーブックの役割も備えており、本当に勉強になる本です。
また知っておきたい航空業界用語集は本当に役に立ちます!
「なんだこれ!?」と思っていたものを全て解決してくれる面倒見の良い本です。
しかし一番のポイントは、面白い!!!ということです。
研究材料としても高い価値がありますが、普通に本としても面白いです。私は購入したその日に一気に読み上げてしまいました。
航空業界に強い興味がなくても、観光に興味がある方に皆さんにおすすめ出来ます。
空港で過ごす時間や、チケットを受け取った時が今以上に楽しい時間になること間違いなしです。
また官庁や航空会社からの信頼のおける情報が使われているので、本を読んで知ったかぶりをしても恥をかくことはありません。
是非ご一読♪
航空業界志望者必見!
レビュー日:2006-05-01 評価:★★★★★
タイトル通り、グランドスタッフを目指す方はもちろん、航空業界全般を目指す方、飛行機が好きな方、旅行好きの方にも読み易く、勉強になる1冊です☆
空港で働く人々の仕事内容から、いかにしてあの鉄の塊が飛ぶのか、飛行機を使い旅をよくする人は裏でどんなことになってるのか!と、言うこともわかりやすく書いてあります。
私自身、グランドスタッフを目指しており、今ではいつでも持ち歩く聖書のような存在です☆
グランドスタッフ入門
レビュー日:2005-07-20 評価:★★★★★
毎週飛行機で出張の旅。それでも飽きずに飛行機の旅が好き、空港が好き。人々大勢交差する空港では、これほどまでに色んな業務があるのですね。この1冊ですべてがわかるような気がしました。日本航空での、ご経験にまさるものはないと思います。グランドスタッフ志望の方におすすめしたいと思います。
お薦めな本だよ♪
レビュー日:2005-07-14 評価:★★★★★
この本は、航空業界に詳しくない私でも、すごく読みやすい本でした!写真や表や、そこで働いていないとわからない詳しい物がいっぱい掲載されているから見ててておもしろかったです♪さすが日本航空で活躍された方が書かれた本だな?って思いました♪それに、私たちがわからない航空業界の用語が飛び交っている本と違って、分かり易い言葉を選んで書いてあるし♪難しい航空用語にはちゃんと解説もついてるよ♪航空業界ってもっと難しい世界のような気がしてたんだけど、この本はスイスイを読めて、航空業界ってなんだか身近な業界に思えてきたよ♪航空業界を目指す人はもちろん、航空業界ってどんなとこなんだろって少しでも思う人ならこの本お薦めです♪
自信を持ってお勧めします(〃▽〃)
レビュー日:2005-07-14 評価:★★★★★
客室乗務員志望者向けの本はたくさんありますが、グランドスタッフ志望者向けの本は、まだまだ少ないのではないかと感じています。「グランドスタッフ入門」このタイトルに導かれ、読んでみました!文章だけでなく、写真や資料や、またかわいらしいイラストが数多く載せてあるので、とても読みやすいです。中でも、グランドスタッフが写っている写真からは、自分の将来の姿を想像でき、とてもわくわくします。読むにつれて、「あ?、もっと知りたい!」「早く働きたい!」と思いました。この本には、専門知識はもちろんですが、「わくわく」「どきどき」がたくさん詰まっていると思います!読んでみる価値は絶対です!グランドスタッフになる前だけでなく、なってからも手元においておきたい一冊ですよ★
蒲田戦記―政官財暴との死闘2500日 (文春文庫)
| タイトル | 蒲田戦記―政官財暴との死闘2500日 (文春文庫) |
| 著者 | 佐佐木 吉之助 |
| 出版社 | 文藝春秋 |
| 価格 | 650円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
桃源郷のエクソダス
レビュー日:2007-07-09 評価:★★★★★
一起業家(バブル紳士だが)が「政官財暴」に逆らうとどんな酷い目にあうかという実録。蒲田の国有地払い下げの件で、まず政治家とヤクザが入札妨害してくる。根性のない或は賢明な業者は全部降りてしまう。その上で政官財暴は国有地をバカ安で入手してアブク銭を得ようとしていたのだが桃源社のおかげで失敗する。が、絶対諦めない。マスコミ工作で桃源を悪役にしたてたうえで金融機関に圧力をかけ融資を止めさせる。ノンバンク等からカネを借りどうにかしのぐと今度は地区の公共性を根拠に役所は極度に難しい施設設計を要求し建築許可等の許認可を絶対に出さない。結局、ゼネコンも金融機関も政官財暴のメンバーに編成替えせざるを得ず取り込まれていく。その中心が興銀だ。はじめは下手に出ていたが、やがて自分の不良資産を幾つも押し付けたり他銀行の口座を解約して17億もの口座を開設しなければ融資ストップすると脅す。条件を泣く泣く呑むと待ってましたとばかり融資ストップし桃源社を支払い不能にしたり、押し付けておいて自己資金で再生させた上記不良資産をヤクザに占有させるという自作自演で瑕疵物件にして全部差し押さえ競売に付し安価で自己競落する。強引に白紙委任状を取り勝手にいつの間にか桃源社の主要資産に抵当権設定をしヤクザに占有、瑕疵物件化させ競落し蒲田ビル以外の資産も全て乗っ取ろうとする。官僚もグルであり10年間名義変更不可の筈の国有地の名義変更をアッサリ銀行のダミー会社に許可する。上記17億は返さない。新井将敬、橋龍の秘書がこうした構図中でひたすら著者にたかろうとする。蒲田ビルの下には大地震には耐えられそうにない明治期の巨大な下水管が埋まっている。
顔を見せない権力の凄まじさに生唾を飲む一作。
レビュー日:2007-04-26 評価:★★★★★
桃源社のオーナー佐佐木吉之助はバブル期の住専問題で国会に証人喚問され、
TVで流された、オールバックの髪に、国会議員など微塵も恐れず応対した、
彼の姿を未だに覚えている人も多いと思う。
この本は、殆どが当時羽田空港への新線が計画され、にわかに重要な土地となった、
蒲田駅ヤード跡地の入札、取得、ビル建設期間における、
誰が相手の首謀者かわからない勢力との自身の戦いを、医師から不動産会社の経営者に転身した異色の経営者、佐佐木自身が書いたものである。
入札の段階から妨害が始まり、ビル建設にかかると、建設を請け負っていたゼネコン連合と、
数行で組んでいた桃源社への出資を行う銀行シンジケートが何者かに圧力をかけられ始める。
佐佐木自身もまったく状況を把握できないうちに、次第にその勢力は自ら姿を現し始める。
それは、筆者が「かっぱらい銀行として名高い」と表現する日本興銀とゼネコンの王者鹿島建設である。
そしてその裏にいる筆者自身も名前もわからない政治家、官僚が影で動き、
ついに蒲田プロジェクトは破綻に追い込まれる。
この本で佐佐木が、多少の誇張はあるかもしれないが、虚偽を書いているとは思えない。
権力と権力に結託した、顔を決して見せない「政官財暴」による佐佐木潰しは、
あまりにもリアリティーがあり、この国の「闇」をまた思い知らされる。
バブルに群がった人々
レビュー日:2006-09-05 評価:★★★★☆
著者の佐佐木氏による、蒲田の土地を「落札してしまった」ことから始まる戦い。もう一人の主人公は新井将敬自民党議員である。いきなり「落札から降りろ」と電話をかけてくる、落札したら「力になりますよ」と寄って来る。
夫人もなかなかな人で・・・まあ、ここから先はお読み下さい。新井氏は後に別の嫌疑をかけられ自死したので、反論できない。フェアでないかもしれない。じゃあ、あれほどの案件で、他の政治家は全く出てこなかったのか?
佐佐木氏から蒲田を取り上げた「政官財」とは具体的に誰か?
これは「書かれた部分」と同じくらい「書かれていない部分」が重要な本である。永久に闇に葬られるのだろうか? 日本はバブルをバブル紳士たちのせいにした。今”小泉規制緩和”はホリエモンと村上ファンドを十字架にかけようとしている。これでいいのか?
奇書にして希書だが貴書ではない、
レビュー日:2005-07-25 評価:★★★☆☆
当事者本人がつづる迫力あるドキュメントです、ただし江戸っ子である著者特有のべらんめぇ!口調の文体は読者によっては拒否反応を起こす可能性あり、文筆初心者が怒りを込めて綴った本なので同内容の繰り返しが煩雑な部分も多い、しかし読む価値も将来のためにも残す価値も在る本です、一種の自伝ともいえます、よって自分自身をある程度は美化しているだろうことも間違いなく、あんたはそれだけの「大金」を動かしながらそんなに”純情”な人間だったのか?との疑問も湧きます(著者の投資に関する「姿勢」はとても”純粋”であることは確かなのだが)、登場人物も会社名もすべて実名、彼らのきわどい発言がそのまま掲載されており、本来であれば著者に批判された勢力からの批判本が出版されてしかるべきところなのに、彼ら自身と彼らの属した企業の多くはすでに存在しないことから何ら反論されていない現実に驚きます、本書の価値が更に増加するためには是非とも続編が必要でしょう、とりわけ入札が第1位656億円、第2位230億円という異常な結果となった経緯、そして興銀の貸し渋りと鹿島の抵当権設定過程については第三者によるリポートが必要とおもう、(入札価格を当時の取引きの相場・実勢価格で計算すれば著者が落札した656億円で妥当と評者も考える)後半に繰り返し現れるプロジェクト・ファイナンスに関する言及は金融関係者ほど身にしみる(もしくは見たくない)でしょう、1980年代後半からの十数年、バブルと呼称される時代の生成と崩壊過程についてはすでに通史が何冊も発行されています、その中で著者と桃源社に関しては数行もしくは1ページ程度が記述に費やされるのが普通です、それだけあの時代は「巨大で過剰」であったということでしょう、
バブルの犯人とは。
レビュー日:2004-10-12 評価:★★★★★
バブル時代にその象徴とも言うべき人物として伝えられてきた桃源社社長が書いた手記です。なんとなく印象で持っていたバブルのイメージを払拭させられました。様々な企業、政治家が実名で登場するのと、取引される金額が正確に記載されているので、非常にリアルです。政官財の横暴さは想像以上に凄いものがあります。今もバブルの清算が行われていますが、バブルの清算とはどういいことなのかを改めて考えさせられてしまいました。誰が犯人なのか。この物語を知らずしてバブルを語ることなかれ、一流といわれる企業、政治家、役人が何をしでかしたのか改めて確認してほしいと思います。お勧めです。
投資に勝つためのニュースの見方・読み方・活かし方
| タイトル | 投資に勝つためのニュースの見方・読み方・活かし方 |
| 著者 | 吉田 恒 |
| 出版社 | 実業之日本社 |
| 価格 | 1470円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
相場で氾濫する情報の扱い方
レビュー日:2007-01-24 評価:★★★★★
為替相場でファンダメンタルズを重視する方ならまず買い。
マネー&マネー社長の著書。ちなみに同社は、情報提供に特化している会社だが、その年会員費100万を超える。
そんな方のノウハウが詰まった一冊。情報の収集法、分析法を列挙。
ファンダ分析の基本はこれで。
出版年が若干前だが、ほとんどの部分で現在と差異はない。
FX WAVEの吉田さん
レビュー日:2006-08-29 評価:★★★★☆
指標の読み方、要人発言の捉え方がよくわかります。素直に捉えてよいとき、そうでないときなどコツがわかります。ファンダメンタルを追うかたには良い本です。
為替の本でした。
レビュー日:2005-08-01 評価:★★★★☆
株関連本濫読している私、「それらしき本」をばかばかバスケットに入れ、家に持ち帰ってページを開いたら為替取引関連のニュースの読み方でした。相場が動いたときの金融マスコミの解説、あれは後講釈ではないのか、とは誰しも思うことですが本書の著者はなかなか面白い見方をしています。誰の発言が相場にもっとも大きな影響があるのか、××筋の発言は・・・、という記事はどう読むべきか。日々為替相場が気になる方は一読してみるとよいかも。
相場の「歪み」にチャンスあり
レビュー日:2005-07-11 評価:★★★★☆
ときとして相場は、ファンダメンタルズでは説明できないような動きをすることがある。なぜか。それは畢竟、「相場自体に上がろう、もしくは下がろうとするエネルギーみたいなものがある」ということなのだろう。例えば、「売られすぎ」たものはそれ以上下がるのではなく、上がるしかない。こうした「歪み」を是正しようとするとき、大きな動きとなる。「マーケットジャーナリスト」がどう相場を見、どう分析しているのか、その辺りも明かしてくれているので大いに参考となる。
特捜検察vs.金融権力
| タイトル | 特捜検察vs.金融権力 |
| 著者 | 村山 治 |
| 出版社 | 朝日新聞社出版局 |
| 価格 | 1470円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
優等生の出来の悪い作文
レビュー日:2007-08-05 評価:★★☆☆☆
バブル崩壊後権威を失い検察の捜査の対象になった大蔵省。その後金融庁が出来て・・・という話。東大卒のエリートと私大卒の叩き上げの二人の検事が主な主人公。(同じ司法試験に受かったのに出身大学でエリートと叩き上げ・・・すごい世界だ)
読ませようとする努力は買うが、途中で大事件の顛末を簡単にまとめたレポートに。バブル崩壊後、大事件が露呈し続けたせいでもあるが、絞るか、長くするか(前後編)した方が良かったのでは。
事件を潰された話も出てくるが、検察もがんばりましたよ、という本。
検察内部の不祥事も書いているが、報道された通りであり、切り込まない。現役の新聞記者だから「しょうがない」?良い点は注が多く、個々の事件を知らない人でも読みやすいところか?
だが、政官業暴の癒着を指摘しながらヤメ検の田中森一弁護士をただの悪としか書いていないのはどうか?この本が出る前に『特捜検察の闇』魚住昭、『反転』田中森一、はこの本が出た後出版された。
バランスを取るためにぜひお読み下さい。
あとがきを読んで納得。「夏休みの宿題をやっと終えた小学生の気分である。」ふ〜ん。
夏休みに読むなら『徴税権力』落合博美の方が良いです。ハイ。
検察のチェックは誰がする?
レビュー日:2007-07-21 評価:★★★★★
バブル期から現在まで、時代を象徴する経済事件とその背後にある社会の歪みを検察の動きを中心に追ったドライブ感溢れるノンフィクション。
国の行政機関である検察が国の政策に沿って権限を行使すること、所謂「国策捜査」は極めて自然な刑事司法の姿である、という著者の姿勢は賛否の分かれるところだが、現に検察(及び表裏一体の法務官僚)が日本社会の転換点にあって常にその進む方向をリードしてきた事実は否定し得ない。中でも本書が扱う、「省庁の中の省庁」大蔵省が絶大な権限を振るった「護送船団」型の事前規制行政システムから、ライブドア事件に象徴される事後チェック型の行政システムへと大きく舵を切ったこの20年の「国のあり方」に検察が果たした役割は大きい。
一方で犯罪摘発を社会設計の手段として用いるというエリート主義は常に独善と紙一重だ。調査活動費問題では内部告発者の口封じ逮捕疑惑なども含め、検察の恥部が露になった。「天皇の認証官」として強烈なプライドを持つ彼らの仕事をチェックするはずの裁判署は「有罪率99.9%」という数字を挙げるまでもなく、検察の追認機関としてしか機能していないのが現実だ。
他にも、誰かが傷つくことを前提とした「事後チェック」なる仕組みが事前規制に比べてそれほど優れたものなのか、また「一罰百戒」を当然とする感覚は「法の下の平等」という大原則とどのように折り合いをつけているのか、など検察官らに問うてみたい疑問は尽きない。立場の違いを超え、様々な視点で考えさせられることの多い良書だ。
生き生きとした描写
レビュー日:2007-03-24 評価:★★★★☆
90年代以降の金融システムの変化の背景にあった事件について、検察当局と金融(・税務)当局との緊張関係を基軸にして描き出す。特に検察当局内部の勢力関係・統治のメカニズムから個々人の行動やその思いまでが生き生きと描かれる。事件の構成次第では、被疑者にも被害者にも成り得る恐ろしさ、それまでの原理・原則が通じない大きな変化の過程にあった時代の難しさ。マスコミに描かれる表面的な図式だけでは見えてこない現実、リアルなものがあることは、時間を経て、こうした形で表に現れてくる。現在は、本書の冒頭と最後に戯曲的に描かれるように、あらたな秩序の下に在るのかも知れない。その一方で、企業開示・監査、金融商品取引を巡る秩序の構築は、これからの課題として残されているのだと思う。
ただし、小泉内閣以降、特に竹中大臣と金融当局幹部との関係については、あっさりとした記述に止まっており、その点に関しての若干の不満は残る。